スーツに合わせるビジネスシューズ
オーダースーツを仕立てたなら革靴にも拘りたい。
ビジネススーツに合わせる革靴は紐靴が基本とされる。
紐の革靴は大きく分けて内羽根式と外羽根式に分かれる。
内羽根式はフォーマルとされ、外羽根式はカジュアルとされる。
また、例外的にモンクストラップの革靴は紐靴よりもカジュアルとされるが、ビジネスシーンの使用も許される。近年ではローファーも、ビジネススーツのドレスダウン化に伴いビジネスシーンでの使用でも許される場合もある。
色味
色味は黒がフォーマル度が高く茶色は薄くなるにつれてカジュアルになる。
素材
牛革→スエード→リザード、クロコダイル の順にカジュアルになる。
主なビジネススーツに合わせるビジネスシューズを紹介する。
紐靴編
①内羽根式のストレートチップ
爪先に一直線のラインが入ったものをストレートチップという。
最もフォーマルとされる靴。
特に黒色で牛革のものは冠婚葬祭用に一足は揃えたい。
②内羽根式のウィングチップ
つま先にWの字型のラインが入るものをウィングチップという。
特に穴飾りのあるものをフルグローブと呼ぶ。
装飾性が強いので上級者向けのシューズと言える。
モンクストラップ
ビジネスシューズとしては紐靴に比べ一番カジュアルになるとされる。
モンクとは「僧侶」の意。もとは僧侶たちが履いていた靴が発祥。
モンクストラップは甲の上のベルトで足を固定する。足の甲の高く、脱ぎ履きの多い、日本人にはもってこいのシューズ。また、オンオフでも使用できる汎用性が◎
①シングルモンク
②ダブルモンク
その名の通り、二つのストラップが付いたものを指す。
ウィンザー公がジョンロブに注文した靴が発祥とされる。
ローファー
ローファーは元は「怠け者」の意。
その名の通り、本来はビジネスシーンでの使用は適さない。
しかし、ビジネスウェアーのカジュアル化に伴い、ビジネスの場での使用はもはやタブーではない。
①ローファー
②タッセルローファー
房飾りの付いたローファー。
1950年代アメリカで学生の間に大流行した。その学生たちがビジネスマンになって、ビジネスの場でも履かれるようになった。特にアメリカの弁護士のシューズの象徴とされる。
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