5シリーズにわたってお届けしている「失敗しないオーダースーツの選び方」も、早いもので3記事目です!
今回は、オーダースーツ最大の特長といっても過言ではない【サイズ】についてお届けしたいと思います。
「スーツは肩が凝るから苦手」
「自分の体型に合うサイズのスーツに出会えたことがない」
という方にこそ読んでいただきたい内容に仕上げました。
オーダースーツにおけるサイズ選びに悩むあなたのお役に立てれば嬉しいです。
※この記事では、数あるオーダースーツの中でもフルオーダースーツ(ハンドメイドオーダースーツとも言います)に絞って書いていきます。
>>「オーダースーツの種類」について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください^^
目次
1. フルオーダースーツとは?
さて、冒頭でフルオーダースーツに絞って書いていきますとお伝えしましたが、そもそも、フルオーダースーツとは何ぞや?というところからお話していきたいと思います。
▼フルオーダースーツ(ハンドメイドオーダースーツ)とは、以下の手順で作られるオーダースーツのことを指します。
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いかがですか?
既製品のように、すでに完成されたスーツに自分の身体を合わせるのではなく、自分の身体に合わせてスーツが作られるフルオーダーは、やっぱり魅力的ですよね。
次項からは、フルオーダーならではの「型紙」と「仮縫い」について詳しくお伝えします!
2. フルオーダースーツの「型紙」について
スーツだけでなく、ほとんどの洋服の“設計図”のような役割である「型紙」。身体のいくつかのパーツに分かれていて、生地を裁断するときに用いられます。
では、フルオーダースーツの型紙は、既製品や他のオーダー方法のスーツの型紙と比べて何が優れているんでしょうか?
それは、お客さまの身体のサイズだけでなく、好みや体型の特徴などの細かい情報も型紙へ書き込んでいくところです。
つまり、お客さまに合わせてイチから型紙を作るのは、フルオーダーだけの特長ということになります。
3. フルオーダースーツの「仮縫い」について
さて、フルオーダースーツの「型紙」がいかに優れているかはお分りいただけたでしょうか?
この型紙があるだけでも、自分の身体のサイズにぴったりと合った“世界にひとつだけしかないスーツ”になるのはご想像いただけるかと思います。
しかし、フルオーダースーツの最大の武器は、これからご紹介する「仮縫い」にあるんです!
※仮縫いとは、型紙をもとに裁断した生地を、しつけ糸でスーツの形に縫い上げていく作業のことで、フルオーダースーツにしかない特長です(オプションで追加できるテーラーもあります)。
フルオーダー以外のスーツは、採寸を行った後はスーツが完成するのを待つのみです。
それに対して、フルオーダースーツの場合は、完成前のスーツ(=仮縫い状態のスーツ)を試着して、微調整をしてもらうことができます。
実際に着てみることでしかわからない、姿勢や身体のクセ、スーツとの相性などの確認、気になるところの補正を行います。この段階を経ることで初めて、身体に吸いつくようなフィット感が得られるようになるんです。
4. まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分の身体に本当に合ったスーツは、着ていることを忘れるほど心地良いものですよ。
この記事をキッカケに、その着心地の良さを体感される方がひとりでも増えれば幸いです。
さて、次回は失敗しないオーダースーツの選び方|その4.生地です。お楽しみに!
オーダースーツができるお店を知りたい方は、コチラの記事もどうぞ!