今回はインナー選びについて
シャツの下に「何も着ない派」、「インナー派」様々ですが、、
Corvo「コルヴォ」の谷口さんにお話を伺いました。
シャツの下にインナーをきるのは良いかのか?
「シャツはもともと下着でした。」と谷口さん。
前丈が長くなっているのは、男性がまだ、トランクス、ボクサーパンツといった下着を着けない時代の名残です。
前丈と後ろでボタンで留め、陰部を覆っていました。
ですので、シャツは不浄のもの、人前でジャケット、ベストを脱いでシャツを見せてはいけないといわれるのです。
シャツは襟元と袖だけ見せてもいいというルールが残っています。
ちなみに、シャツは下着だから、インナーは着ないのが正式というのはこのためです。
これらのルールは正しいです。
しかし、寒冷なイギリスで生まれたスーツを、寒暖の差のある日本でそのルールできるというのは無理があります。
実際の日本の気候、イタリアなどではシャツ姿の人は多くみられます。
シャツがアウターとして認められるつつある今日、シャツスタイルというのはタブーではないでしょう。
個人的主観ですが、汗でべっとりとしたシャツよりはインナーを着たほうが良いと思います。」
「また汗はスーツの天敵です。スーツを守るという意味でもインナーを着ることをオススメします。」
インナー選びのコツ
インナーはあくまで下着です。「人に見せない」ということを前提に選びましょう。
型について
ひと昔前ならランニングシャツ、今でいうタンクトップが主流でした。
夏場は「Vネックの半袖」のものが良いでしょう。
冬場は防寒上、Uネック、長袖でも良いでしょう。
しかし、長袖はインナーにワイシャツの袖が引っかかってダボつきが出たりするのでできたら避けましょう。
特に夏場はノータイでシャツのボタンを開けた際に見えるUネックのものは避けましょう。
色
基本は白。
肌の色と合わせたベージュもあり。
またブルーのシャツなら淡いブルというのもありです。
色の濃い物はシャツから透けるのでNG。
ベージュは着ていることが分かった場合、年配層に見られることで敬遠されることも。
若い方にはオススメではありませんが透けないという意味では一番効果的な色味です。
やはり、白をベースにされたほうが無難でしょう。
後は好みで選ばれたら良いと思います。
春夏なら
オススメはユニクロの「エアリズム」。
高級スーツを扱うコルヴォの代表さんは意外にも「ユニクロ」のユーザーだ!
様々なインナーを試した結果、エアリズムに行き着いたと。
990円(税)というコスパは魅力的ですね。
夏場はより通気性を重視したメッシュ素材のものがお勧めです。
最近では縫い目のないシームレスもあります。
透けるということが気になる方でしたらより、お勧めです。
秋冬なら
オススメはヒートテック。
パンツを守るステテコ
パンツは直接肌の触れるアイテム。
直接肌が触れるということは汗、皮脂が付着するということ。
ジャケットよりパンツの方が汚れが早いの事実。
ステテコを履くことがオススメ。
パンツが汚れたからとクリーニングに出すことが多いのではないでしょうか?
クリーニングはスーツを痛めます。
なんだかここまでくるとユニクロ贔屓な感があります。(谷口さん苦笑)
エアリズム、ヒートテックでラインナップされています。活用されるとよいでしょう。
エアリズムとステテコでクリーニングの頻度は減らせます。
その分、スーツの寿命は長くなります。
最後に
今回、ご協力いただいたコルヴォさんの店舗情報です。
【協力店舗Corvo「コルヴォ」】
Corvo 大阪店 | Corvo 名古屋店 | |
住所 |
大阪市北区梅田1丁目1-3 |
名古屋市千種区仲田2丁目14-16 |
最寄駅 |
JR各線「大阪駅」徒歩8分 |
地下鉄東山線「池下駅」徒歩4分 地下鉄東山線「今池駅」徒歩6分 |
営業時間 |
PM12:00~PM20:00 |
PM12:00~PM20:00 |
連絡先 | 06-6345-5115 | 052-898-0974 |
URL | http://www.sartoriacorvo.com/ |
今回お話を伺った
コルヴォの谷口代表
ご協力ありがとうございました。
文・石井四郎