これだけは知っておきたい!オーダースーツの正しいデイリーケア

ハンガーと洋服ブラシ

オーダースーツは自分にぴったりの世界にひとつだけのもの。そんな特別なスーツだからこそ、正しいメンテナンスをして長く着たいものですよね。

なんと、大きな体型の変化など余程のことがない限り、オーダースーツは10年以上も着続けられるってご存知でしたか?

今回は、今日からできるデイリーケアをメインにお届けしたいと思います。

日々のちょっとした心がけで、オーダースーツの寿命がグンと長くなりますよ!

目次

    1. デイリーケアのポイント①〜⑤
      ①着用の頻度
      ②収納の方法
      ③ハンガーの種類
      ④ブラッシング
      ⑤シワ取り
    2. まとめ

1. デイリーケアのポイント①〜⑤

①着用の頻度

ついつい、お気に入りのスーツは毎日着たくなってしまうものですが…これはNG。

スーツの型崩れの原因となってしまいますし、生地へのダメージも大きくなります。

少なくとも、オーダースーツの着用は1日おきにしましょう。

 

②収納の方法

スーツやワイシャツが入ったクローゼット

ジャケットやパンツのポケットに、モノを入れたまま収納していませんか?
もちろんこれもNG。型崩れの原因になります。

クローゼットへ収納する際は、ポケットの中身はすべて取り出すようにしましょう。
そして、フロントボタンは外し、スーツとスーツの間は適度にあけて保管しましょう。

 

③ハンガーの種類

木製のハンガー

意外と盲点なのがハンガーです。
プラスチック製やワイヤー製のハンガーを使っていませんか?これもNGですよ!

静電気や湿気による生地へのダメージや、フォルムが保たれないための型崩れの恐れがあります。

是非とも、ジャケットやパンツ専用の木製ハンガーを使ってください。

▼ハンガーを選ぶときのポイント▼

  • ジャケット
    肩にフィットするような厚み/肩のラインに沿うようなカーブがあるもの
  • パンツ
    バータイプもしくはクリップタイプ

 

④ブラッシング

このブラッシングのひと手間で、スーツの寿命は格段に長くなります。ブラッシングを怠ると、毛玉テカリの原因につながるので気をつけてくださいね。

おすすめのブラシは豚毛や馬毛の天然毛ブラシです。

ブラッシングするときは、ブラシを生地に対して直角にあてながら上から下へ動かしましょう。
(※縫い目などの細かい部分は、ホコリをかき出すイメージで小刻みに動かすのがコツです)

 

⑤シワ取り

スプレー

特別なことをしていなくてもシワはついてしまうので、そのシワをいかに早くケアするかがポイントとなってきます。

基本的に【その日のシワはその日のうちに】ケアすることを心がけてくださいね。ついたシワをそのままにしておくと、型崩れの原因になってしまいます。

霧吹きで水をかけたり、シワ取りスプレーを吹きかけておきましょう。自然とシワが取れます。
それでも取れない頑固なシワは、アイロンなどのスチーム(蒸気)をあてれば簡単に取れるので安心してください。

2. まとめ

いかがでしたか?
どれも今日から始められそうな「ひと手間」だったのではないでしょうか。

ちなみに、オーダースーツに使用する生地は弾力性や伸縮性に優れたものが多いため、もともと生地が自分で元の状態に戻ろうとする力が高いんです。そのため、簡単なデイリーケアさえキチンとしていればスーツは長持ちします。

いつも一緒にがんばってくれているスーツですから、労をねぎらう気持ちでケアしてあげてくださいね。
私はクローゼットへ収納するときはいつも、「今日もありがとう」と話しかけています(笑)。

最後に、自分ではケアできない“サイズの微調整”や“裾のほつれ”などは、テーラーへご相談を!

 

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